パートナー目線

パニック発作で救急車を呼んだらどうなる?パートナーが救急搬送されたときの話【まーさん視点】

今回の記事は、数日前にふーさんがパニック発作を起こして救急搬送されたときのリアルタイムな話になります。

パニック発作を起こすまでの様子や、救急搬送の手配や注意点、私目線での気付きや反省点などをお伝えしようと思います。

初めてのパニック発作に匹敵する発作が!

2019年12月7日(土)の夜、私がふーさんの足&頭皮マッサージをしているときにパニック発作が起こりました。

マッサージからの救急車要請

マッサージ中に突然、ふーさんが「血圧を測ってほしい」と言いました。

”血圧110/70、脈拍77/分”

と安定状態(ふーさんは低血圧気味なのでこれでも高い数値)。30分以上リラックス状態で横になっていたし、血圧もそりゃ安定するよね。良かった良かった^^と思った直後、ふーさんから

「パルスメーター持ってきて・・・」

と苦しそうな声。急いでパルスオキシメーターで脈拍を測定すると、なんと”脈拍155っ!”

たった1~2分の間に脈拍が80も増えるというとんでもない状況。

同時に、手足がキンキンに冷えて、手足から汗が。これまで私が見てきた中で、一番のパニック発作が起こりました。ふーさん人生最初のパニック発作が2007年なのですが、今回の発作は最初の発作に匹敵するレベルだったそうです(後日談)。

ふーさんの主な症状
*脈拍が77から160まで急上昇
*手足の冷えと発汗
*会話が困難になる
*全身のけいれん

発作が起きた時の様子を翌日に再現撮影してみました。

パニック発作→119番に救急車要請

もともと呼吸法をマスターしているふーさんは、普段の軽いパニック発作だと呼吸である程度落ち着かせることができるんですが、今回のは全く違いました。

ふーさんが完全に呼吸コントロール不可能状態!!!

「救急車・・・呼んで・・・」

という一言を話したあと、ほぼ喋るのが不可能な状態になってました。

救急要請から帰宅までの流れ

救急車を呼んでから、病院から帰宅するまでの流れを時系列で書いていきます。

23:22 119番に電話
*私のスマホから119に電話
「消防ですか?救急ですか?」からスタート。聞かれる主な内容は、「住所と名前、年齢、症状、意識レベル、既往歴、飲んでる薬、同乗する人の有無、電話してる人の名前と連絡先」です

*ふーさん母を起こして玄関で救急車を待ってもらう
*ふーさんのバッグを準備後、自分の身支度(※持ち物に関しての注意事項は後述)

23:27 救急車からの折返し電話に対応
(呼吸状態や意識の有無などを聞かれました)
*救急車を待ってる間、ふーさんに声掛けしながら脈拍チェック
*常にパルスオキシメーターは装着状態(声掛けについては後述)

23:30 救急車が到着
*救急隊がふーさんの様子を確認中に、ふーさん身体が大きく震えだす
*布団から玄関まで担架で移動。玄関から救急車まではストレッチャーで移動
*受け入れ病院が決定。私とふーさん母も救急車に同乗する

23:40 救急車が出発
*救急モニターで心電図・血圧・SpO2をモニタリング
*この時点で救急隊員の人と会話ができるくらいに回復
*私はふーさんの既往歴などを救急隊員に伝える
*ふーさん母、心配で涙ぐみながら時々ふーさんに声掛けする

23:55 病院到着
*ふーさんはERに運ばれる
*私とふーさん母は夜間受付窓口で手続き後、待合室で待機
(保険証提示、必要事項に記入など)

24:20 看護師さんからの説明

24:30 ふーさんと面会
喉が乾いたから水を飲みたいとのこと
<この時点で>
*採血済みの結果待ち
*心電図検査で異常なし
*留置針で点滴中(ソリューゲンのみ)

25:05 採血の結果説明
医師から心電図と採血の説明を受ける
*心電図に異常なし
*採血にも異常なし
(貧血傾向はあるものの、炎症反応なし、肝機能や腎機能も基準値内)
*本人の意向で、点滴には薬剤を入れてないこと

25:10 医師からの治療終了の言葉
*処方なしで様子をみることになる

25:15 お会計する (診察代 7,970円)
(初診深夜加算、救急搬送加算、点滴、心電図、採血)

25:45 タクシーで帰宅 (タクシー代 3,040円)

 

以上が、119に電話してから家に戻ってくるまでの約2時間のおおまかな内容です。

【余談】
私はクリニックに勤務しているので、119に電話したり、救急隊の人とやり取りしたり、患者さんを救急搬送する手配をするのにはまぁまぁ慣れています。(と言っても、年に10回くらいですが)でも、実際に救急車に”同乗する側”になるのは人生初めて。いろいろと勉強になりました!

搬送後のふーさん。この頃には痙攣も治まり、会話も出来るようになって、ノドが乾いたと言ったのでお水を渡した後。※看護師さんに確認して撮影しました

帰宅後から翌日までの様子

深夜2時近くに帰宅して、その頃にはふーさんも落ち着いていました。

ただ、パニック発作後特有の「疲労感、脱力感」はあるとのことだったので、布団に横になってもらって、足のマッサージを少ししてあげて寝てもらいました。(入眠はわりと良かったです)

翌朝、引き続きの疲労感と胃の違和感があるとのことだったので、朝ごはんは食べずに様子を見ていました。

そして、ふーさんはこのパニック発作のことを記憶と記録に残しておくために、朝から夕方までブログを書いていました(本人曰く、変なスイッチ入っていたそうです)翌日もちょっと不調があったけど、その様子を動画に撮ろうとしたくらい、ふーさんは貪欲な人なのです。

とにかく、前日に酷いパニック発作が起きた翌日だけど、割と落ち着いて過ごすことができたなぁ、という印象。

第三者からすると、体調が悪かった翌日くらいは

「無理せずに横になってたり、ゆっくりしたほうがいいんじゃないの?」

と思いたくなりますが、それって安直な考え方だったりするんですよね。

ゆっくり横になってたら治るわけでもなく、楽になるわけでもなく、動けなくなることが不安になるらしいんです。なので、基本的にふーさんには本人がやりたいことを見守りつつ、無茶してそうなときに声掛けをするという感じです。

担当ドクターからの印象に残る言葉

今回良かったことのひとつは、「担当ドクターが丁寧な対応をしてくれた」ということです。

パニック発作で運ばれる患者さんが多いからなのか、その先生が見識があるのか、とにかく患者の気持ちが落ち着くような対応をしてもらいました。

断薬してから4年経って、いまは薬に頼らずに頑張っているということを伝えると、「そうですよね。お薬は入れないでおきましょう」と、こちらの意図を汲み取ってくれた対応をしてもらいました。

最終的に、脈拍も落ち着いて、採血でもとくに異常所見もなかったので、帰宅許可がでたときに

「ふらつきもないし、今日のところはこれをいったんのゴールにしておきましょう」

との一言。

なんだろう、、、本当そうなんですよね。

治ったわけでも、バリバリ元気なわけでも、安心できる状況になったわけでもないけれど、「いったんは落ち着いたし、今日はこれでよしとしましょう」

っていうのはすごく的確で安心できる言葉だなぁ、って感じました。

救急車を呼ぶのってすごく勇気がいることだし、実際になんの異常もなかったとなると、症状に対して過剰になりすぎじゃない?と思われるんじゃないか、、、とか、なんか申し訳ない、と思ってしまいますよね。

でも、理解あるお医者さんからこういう対応をしてもらえるだけで、本当に心からホッとできるんですよね。

あのときの先生、終始穏やかに対応してくれて本当にありがとうございました!!!いったんは落ち着きました!!!

※救急車を呼ぶかどうか迷った時には 救急医療電話相談(#7119)に電話
※お子さんの場合は、小児救急医療電話相談(#8000) に電話

救急搬送されるときの準備

救急車で搬送されることって、普通だとそうそうないことですよね。
とはいえ、パニック障害という病気を抱えている限り、いつ何時おおきな発作が起こって救急車依頼をすることになるかわからないと思います。

いざというときのために、改めて持っていくモノなどをまとめました。

【救急搬送されるときに持っていくモノ】

①必須:保険証、お財布、携帯電話、上着や着替え、靴
②あれば:お薬手帳、飲んでる薬、診察券 

※発作が起こってからだといろんな準備をするのは大変ですよね。
事前に自分の既往歴や飲んでいた薬、日頃の症状などを紙にまとめておく。保険証やお財布などは置き場所を決めておいて、家族などにも伝えておく。備えあれば憂えなしです。

保険証を忘れると、いったん10割負担でお支払いしないといけなくなります。

今回、ふーさんは3割負担で7,000円ちょいだったので、もし保険証を忘れていたら23,000円くらいを払うことになっていました。もちろん後日保険証を持っていけば差額を返金してもらえますが、そのときに現金がなかったら困りますよ。

ちなみに、私は今回ふーさんの「上着」と「靴」を持っていくのを忘れました!!!大失態!!!

幸い、救急搬送されるときに掛けていたタオルケットがあったので、それにくるまってもらいました。看護師さんに靴を忘れたことを伝えたら、使い捨てのスリッパ(ビジネスホテルとかに置いてあるようなタイプ)をくれました。

看護師さんは「帰り道で足が冷たいかもしれません。。薄っぺらくてスイマセンっ!!」と言いながら渡してくれたんですが、いえいえそんなことないですっ(汗)薄っぺらいのは上着と靴を忘れた私の意識ですっ。

後日談:パニック発作を振り返って

今回、パニック発作を起こして救急搬送されたことは、私とふーさんにとって勉強になった出来事でした。起こらないに越したことはないけれど、ある意味良かったです。

断薬から4年経ってもこれだけ大きなパニック発作に襲われること、発作直後でもやっぱり心電図や採血では異常がないこと、救急搬送されても無事に帰ってこれること、お医者さんからの一言に救われたこと・・・

非常に勉強になりました。

ここからは、救急搬送翌日にふーさんと話した内容です。

私は救急車を待つ間に「大丈夫だからね、もうすぐ救急車くるからね」という言葉をかけていましたが、人にも場合にもよりますが、「大丈夫」という言葉が逆に不安を増強させることもあるそうです。

「大丈夫だからね」=「ん?ヤバいから逆に大丈夫とか言われてんの?」「死ぬやつ?」みたいな思考になるらしいです。

どんな言葉掛けがいいのかは人それぞれだと思うので、本人が元気なときに事前に話し合っておいたほうが良いと思います。

ちなみに、ふーさんは「なにがあっても絶対助けるけんねっ!」という言葉のほうが良かったとのことでした。

「意識なくなっても私が絶対起こすけん」「あと何分で落ち着くよ」「もうピーク過ぎたよ」「ピーク過ぎたから大丈夫だよ」

みたいな掛け声だと、もし意識がなくなったとしても安心できるそうです。

まとめ

長くなりいましたが、私のパートナーである”ふーさんが”パニック発作で救急搬送されたという話でした。

結果、”パニック発作で運ばれても救急救命されるような身体の状態はないし、パニック発作で死ぬことはない”、ということが改めて確認できた出来事でした。

パニック障害や発作について調べると「パニック発作では死ぬことありません」と書いてありますが、実際にやっぱり死ぬことはないです。でも、死ぬほど苦しいっていうのは間違いないです。

厄介な病気ですよね。。。

パニック発作を起こした時点で、患者ひとりで対応するのは難しいです。家族や恋人、友達にパニック障害を持っている人がいるならば、パニック発作を起こしたときには冷静に対応できるような心構えをしておきましょう!

あなたの対応できっと救われるはずです^^

ここまで読んでくださってありがとうございました!

今回のパニック発作について、ふーさん目線の記事はこちら。ぜひご一読ください!

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ABOUT ME
まーさん
福岡県田舎在住の自由人 ふーくんと猫をこよなく愛し、家業を手伝いながら気ままに生きています。実は私自身が難病患者です。 全国規模のTVに出演経験有りの地元じゃ有名人 胸は無いけどハートはボイン女子

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